学 説 そ の 八
スペシャルマン死亡説


題名を読み、こう思われた方もおおいのではないだろうか。

「スペシャルマン死亡説というが、カナディアンマンレベルの弱小超人である彼が

 死ぬくらい当たり前ではないのか?」

…と。

しかし彼は未だに1度として死んだことがないというのが、

今日のキン肉マンマニアの間での定説である

(プラネットマン戦のあおりをくって一度位死んだかもしれないが)。

が、我々はひまに任せた調査により、彼スペシャルマンの

死亡の事実を突き止めた。

それはやはり脇役一筋三十年の彼らしく、

ひっそりと行われていたのであった。

 

バカ揃い
<映像26>
ジャンプコミックス10巻100頁より模写。

見ればわかるように死んでいる。

死んでいる。

「元々カラー原稿だったのを白黒に落としたから、目が黒く見えるん

だと思いますよ。」という程度の浅いことこの上ないツッコミは、

肉謎やチームマッスルでは通用してもここでは不許可である(暴言)。

死んでいないということがあろうか。

いえ、ありませんよ。

これは果たして何時のことかと言えば、

七人の悪魔超人編、キン肉マン対ブラックホールの

「ソーラー・デスマッチ」が行われている時であり、

スペシャルマンは律儀にも観客席に駆け付け、

ペンタゴン、カニベースらと共にキン肉マンを応援しているのだ。

しかしいくら弱小超人スペシャルマンとはいえ、

何の理由もなくいきなり死ぬとは考えられない。

その理由はいったいなんだというのであろうか。

 

 

(1)寒かった

10巻の93頁4コマ目をごらんいただきたい。

老人が寒そうにしている。

当日は寒かったのである。

思えばスペシャルマンはアメリカ出身だ。寒さに弱いと考えて

さしつかえなかろう(あるが)。

日本の厳しい冬の気候は、

スペシャルマンの体力をじわじわと蝕んでいったのだ!

だが…スペシャルマンを狙うものはそればかりではなかった!

 

(2)殺人光線

そのまま同じく10巻93頁、5コマ目を

みてほしい。

 

原作の彼は、最高なんだけどな・・・
<映像26>
ジャンプコミックス10巻93頁より模写。

 

なんという綺麗な虹なんだ…

いや! この虹は危険だぞブロッケン!!

カピラリア光線!!!

ゲーッ人間には効かないが、重要じゃない超人は一瞬にして殺し、

重要な超人にはあまり効かないあのカピラリア七光線だってー!!

観客にカピラリア光線を放つ者がいたのでは、

さしものアメリカ北部代表スペシャルマンもコロッと死んで当然である。

これらの二大要素がかさなり、彼はついに

誰と戦うでもなく死亡したのである。さすがと

いおうか、なんといおうか迷うところである。

 

(3)追加

ここで情報筋からクレームが入った。

我々がスペシャルマン死亡を確信した10巻100ページの後、

同10巻108頁でスペシャルマンが生きているではないか、というのである。

が、よく見てほしい。まったく生気がない。今までは

必ずあった冷や汗すらない。

死後硬直である。

弁慶、典偉、随天もかくやの立ち往生に、男なら泣かず

にはおれまい。

さらにとどめともいうべきことには、彼の死後、

さっそうとカナディアンマンが登場。

脇役界の主役はおれだとばかりにテリーとともに

場面の随所に登場しまくるのである! ひでえ! くそカナダ!

そして驚くべきことに、カナディアンマンの出現と同時に

スペシャルマンの死体も消えてしまう。

ファミコンか!

合理的なスペシャルマン消失の理由をあえて考えるならば、

10巻80頁に大変さりげなく登場しているベンキマンにでも流された

と考えるほかないだろう。

とはいえ、スペシャルマンはこの一連の不幸を

不幸とも思ってはいないであろう。

なぜならば彼の信条は

「真価は別の機会に」だからである…

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